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2005

初エリザベートはカフェの男☕

『エリザベートー愛と死の輪舞ー』

2005年、研2~3年に明日海りおさんが出演した『エリザベート』をとうとう見ることができました。

月組トップの彩輝直さん(現在は彩輝なおさん)が主演トートです。

明日海さんは、侍従、カフェの男、彫像(白い面を被っている)など。
そして、この時の新人公演で少年ルドルフです。

ずっと見たかったこのバージョン、タカラヅカ・オン・デマント15周年のエリザベート特集で配信されています。

明日海りお宝塚年表で見るとこの時代です。 ⇒ 月組 彩輝さんトップ期 

日程 Schedule 

2005
2月4日~3月21日 宝塚大劇場
(新人公演は2月22日) ニャーニャーニャーねこの日🐈 

4月8日~5月22日 東京宝塚劇場
(新人公演は4月19日)

キャスト&スタッフ Cast&Staff

脚本・歌詞 ミヒャエル・クンツェ
音楽 シルヴェスター・リーヴァイ
オリジナル・プロダクション ウィーン劇場協会
潤色・演出 小池修一郎 (敬称略)

この公演は、トップのさえこさん(彩輝さん)の退団公演でした。
ちょうど先日、96年星組のエリザベート(麻路さきさん主演)も見たのですが、この時は革命家を、そして新人公演で主演トートをされたのですね。
彩輝さんと言えば、現雪組トップの彩風咲奈さんが大ファンで「彩」の字を頂いたと、スカステのトーク番組で言ってました。

特筆すべきは、エリザベートが次期月組トップになる瀬奈さんだったことでしょう。
正直言うと、やっぱり男役を極めている時期に娘役というのは大変だよなーという印象でしたが、相当お歌もがんばっていらっしゃるのが伝わりました。

落ち着きのある皇帝フランツは専科から初風さん。眼力迫力満点のゾフイーは美々さん。悩み多きルドルフには大空さん。

私がこのエリザですきだったのは、ルキーニです! きりやん(霧矢大夢さん)のルキーニ、めちゃくちゃカッコよかった。黒塗りで彫が深くてより濃いのです。フランツやった時よりこのみだなぁ。(一個人のこのみです。)

少年ルドルフは彩輝さんの実の妹の彩那音さんでした。お目目ぱっちり。この本役さんの衣装をみりたんはお借りして演じたわけですね! じぃーーーー。

ストーリー Story


宝塚歌劇公演案内 「エリザベート」2005 より抜粋

19世紀末。ヨーロッパ随一の美貌を謳われた、オーストリア=ハンガリー帝国皇妃エリザベートが、イタリア人アナーキスト、ルイジ・ルキーニに殺害された。ルキーニは独房で自殺を図る。

煉獄の裁判所では、犯罪行為から100年もたったにも拘わらず、暗殺者ルキーニを未だ尋問している。ルキーニは、エリザベートは死と恋仲だった、エリザベートが死を望んでいたと主張し、自分の行為を正当化する。そして、それを証明する為、エリザベートと同時代を生きた人々を霊廟から呼び起こす。最後にトート(死)が現れ、エリザベートを愛していたと告白する。

時代は1853年に遡る。少女のエリザベートはバイエルン王女として自由を満喫していた。ある時、彼女は綱渡りに挑戦しようとしてロープから落ち、意識不明の重体に陥る。冥界に迷い込んだエリザベートにトートは一目で惹きつけられる。トートはエリザベートに生命を返してやる。そしてその愛を得ようと、彼女を追い続ける決意をする。こうして、愛と死の輪舞が始まった……。

感想 Impression

最初の登場は、もちろん霧矢ルキーニ! 声も通るし、歌唱力がバツグン。

彩輝さんのトートは全体的に非常にストレートな印象。丁寧に歌われています。

シシィの瀬奈さんはおっきいけど、声は結構可愛い。無邪気さも出ている。
ヘレネの花束の花が落ちるのは不吉な予感?

「愛と死の輪舞」のトート閣下。
黒天使さんたちがみりたんの月組時代のおなじみの先輩たちだ! 一色さんや青樹さん、星条さん、研さん、るうさん。龍さんがワンレン女子(死語)のよう。

結婚式の赤いドレス、お似合いです。「最後のダンス」のトートの流し目が妖しい。

余談ですが、私はヘレネが心配でした。この時内心はともかく綺麗なドレスを着て出席してるんですね。ほほえんでいる。よかったんだよ、王家に嫁ぐなんて大変だもん。
(ヘレネは後に結婚して4女を設けています。その一人にエリザベートと名付けていますから、恨んではいないのでしょうね。)

革命家の若き三人は、エルマー月船さららさん、シュテファン北翔海莉さん、ジュラ真野すがたさんですね。三色旗を着ているエリザベート、カッケー! 革命家から受け取った拳銃が、ルドルフの命を奪うことになるのかー。

「エリザベート泣かないで」のところの瀬奈さんのプライド高い演技、すき。振られても紳士なトートですが、扉を閉めた途端、悲しさと悔しさがこみあげてきます。

ルキーニのアドリブが東京楽だったので、はじけてましたね。夢咲ねねちゃんがアメリカの自由の女神です!

マダム・ヴォルフは嘉月さん。ダイナマイトでいいですねー。美形だし。そしてマデレーナが城咲あいさんなので、落ち着いて見れます。(花組マイティの時はどぎまぎ)

リヒテンシュタインの音姫さん、美しいです。キリっと威厳もあります。ドクターゼーブルガーの「死ねばいい」のとこ、ボタンの外し方がすき。 あちこち麗しいトートなんだよなぁ。

病院訪問のシーンも色々演出が違うんですね。ヴィンデッシュ嬢の椎名さんの体にベールをかけてあげるところ、いいな。
「あなたの方が自由」♪の高音が美しい。凛としているエリザベート。

「闇が広がる」声の相性が合ってましたね! 二人ともクールタイプ。でも歌は熱い。

「僕はママの鏡だから」は同期の瀬奈さんと大空さん同士。ここは😿涙なしで観られないシーンです。くすん。

彩輝さん、後半になっていくほどクレッシェンドになっていきます。「まだ私を愛していない」の後の「愛と死の輪舞」がとてもカッコよかったです。

最後の昇天のシーンは白く光り輝くトートを見て、エリザベートが自ら刺されたように見えますね。抱擁シーンはガシッという感じもありましたが、力強い終わりでよかったです。

フィナーレ、娘役さんに囲まれた後、大階段に男たちがポーズで待ってるの豪華すぎてゾクゾクします。そして、彩輝さん、初風さん、霧矢さん、大空さんの4人のダンス。瀬奈さんとのデュエットダンスは迫力あるーー。
黒い蝶のような大羽根の彩輝さん、見事なラストステージでした。

みりおさんの役! RIO ASUMI💛


さあ、みりたんを探せ! です。

みりおさんは、キャスト表では「侍従」と書かれています。「カフェの男」としても出ていますし、ASUMICLABやエリザベートガラコンでお話していた通り、彫像(白い面を被っている)も演じていたようですね。

三月うさぎ

でもみりおさんまだ研2-3だよね。
映像に映ってるの?

アリス

それがね、結構映っててビックリ!


!多分、最初の場面も彫像で出ているのでしょうね。さすがにわかりません。

侍従役
バート・イシュルのお見合いの場面で出てきます。下手の鹿さんの近く。
フランツがシシィに手を差し伸べて、全員が「ええー!」となってる時、瀬奈シシィの左後ろで、みりたんも両手がえー!になってます。(^▽^)/
結婚式でも下手側にちらりと映っていますね。

カフェの男5
ブラウンのスーツ姿。椅子に座ったり、歌ったり、結構大きく映っていました。
伏目がちに何かを読んでいるところのまぶたが、すでに美しい。(贔屓目?)
つまらなそうにトランプを切っているところに、号外ー!が来ます。
「今日はビックニュースがあるぞ!」♪歌います!
「カフェの男 明日海りお」と画面に紹介されています。

!ハンガリーの市民もやっていたそうですが、エーアンの場面かなー。

✜ふたたび侍従
あらら、ゾフィーの下敷きに! えーー。
驚いたことにゾフィーと取り巻きたちの悪だくみの場面まるまる、みりたん侍従で出ています。(下手側)つまり一緒に踊ったり、内緒話の輪に入ったりするので、顔もわかります。もう一人の侍従は25周年ガラコンで大司教さまだった綾月せりさんですね!

ルドルフの葬儀、棺のそば、フランツの左側に悲しそうに佇んでいます。

✜最終答弁の彫像
白い面が重なってるシーン。何番目なのか、いつだったかみりたんがグラフか何かの雑誌で教えてくれてたのですが、(見つけたら追記しますね。)

フィナーレのロケット!(これが最後のロケットという噂?)
初風さんの輪舞の後ですからね! 準備はいいですか?
画面ガン見! 最初の列の上手から6番目。動いたら、あとはもう区別がつきません。パレードの大階段もロケット姿だと思いますが、見つけるのは至難の業。
いつも思うのですが、エリザのロケットの衣装って、かなり攻めてますよね。(;’∀’)

他にご存知の方、教えてくださいね!💛

この時にたくさんのシーンに登場した経験が後に生きてくることになるんですね!

新人公演!

新人公演のキャストは以下の通りです。

私は残念ながら、この新人公演は観たことがありません。気になるキャストです!

みりおさんは少年ルドルフ。その時の歌「ママ、どこにいるの?」は
明日海りおCD-BOX Culmination Rio ASUMI 1枚目のCD2曲目に収録されています。
まだ幼くて可愛い声ですよね。
みりおさんは当時は歌が苦手で、この曲をものすごく練習したそうです。

⇒ 新人公演パンフレット画像

「いつになったら帰ってくるんだろう」のとこの膝くねくねシーン見たいなー。

他に、少女時代の神父さんもやってるらしいです!

*ぜひこの時の新人公演の配信もお願いします!
 みりおさんトートの新人公演は2月に配信予定ですねっ。💛
 あと特に、雪組の安蘭さんトート、花組の蘭寿さんトートはめちゃめちゃ観てみたいな。

関連 Special

✜Blue-ray 2018年にリマスター収録
 宝塚大劇場公演・ブックレット付 カッコいいジャケットですね。

✜DVD 2005年発売
 宝塚大劇場公演 映像特典:稽古風景 

✜パンフレット 2005年発売  

✜CD 2005年発売 ライブCD

✜音楽配信(mora)
 
 月組 大劇場 2005『エリザベート』 Act1 12曲 Act2 12曲

動画 Movie

「エリザベート」2005 月組 東京千秋楽は、タカラヅカ・オン・デマンドで配信中。
プレミアムプランは2022/1/31までですが、AmazonとRakutenでは、単品であればまだ観られそうです。(12月配信の作品が単品で観られるので、おそらく)

  • Amazon Prime ⇒    
  • Rakuten TV ⇒ 
  • ひかりTV ⇒  単品不可

2014「エリザベート」明日海トートもあります!




かつてのエリザベート、今、タカラヅカ・オン・デマンド15周年で配信されています。
2月・3月も明日海トート、ルドルフと続きます。 


エリザベートは見るたびに新しい発見があり、演者によって全然印象が変わるので、いくら見ても飽きない魅力があります。

読んでくださってありがとうございました。

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  いつもありがとうございます!💛 トカイワインをどうぞ。っ🍷

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